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風太郎は四葉を選ぶ“必要”があった

2020年2月に最終回を迎えた大人気漫画『五等分の花嫁』。

4月にはコミックス最終巻も発売され、何度も重版がかかるほどの人気ぶりでした。

 

 

わたしもこの作品が大好きで、アニメを半日で一気見し、次の日には気づいたら漫画を全巻購入していました。そのくらい本当に大好きでたまらない作品なのです。

 

が、

 

最終巻の展開に…モヤってしまって……な…

いや、正直に言うと「なんで!!!!!なんで四葉やねん!!!!!!一花とか二乃とか三玖とかめちゃがんばっとったやんか!!!!!!!!!なんでや!!!おまえ!!!!!!!!!!!!というか最後に一人を選ばんでもよかったやろが!!!」というモンペ母さんの人格が暴れ出したんですよ。

 

ちなみに言っておくと私は世界でも希少な風太郎推しのため、五つ子の誰かを贔屓で見ているわけじゃないです。けどやっぱりあの頑張りは!!!なぜ!報われない!!と思わざるを得なかったんですね。それはこの作品が大好きだからこそ、です。

 

で、ずっとモヤモヤしてたんですけど、ようやく最近になって自分の中で納得のいく答えにたどり着いたのでそれをまとめようかと思った次第。

 

 

 

まず、大前提としてこの『五等分の花嫁』で作者は何を描きたかったのか?というところから考えていきたいと思います。

たくさんありますよね。

風太郎を取り合う恋愛模様、おっぱい、五つ子たちの絆、家族、おっぱい、学力アップに奮闘する様子、おっぱい………

 

私は「五つ子の個人としての確立」を描きたかったのではないか、と考えます。

この物語って、五つ子が風太郎と接していく中で恋したり、喧嘩したりすることで本当の自分を知り、”五つ子”に縛られているうえでは到底得られないような強さ、自分の気持ちに対しての素直さを得る物語だと思うのです。

この考えでいくと、最後、風太郎が誰か一人を選ばないわけがないんですね。

”五つ子の誰か一人と結婚する”ということは、最大級に五つ子の個人の確立を認める行為です。まさに最終回にふさわしい。

 

じゃあなんでそれが四葉だったのか?という問題ですが、四葉風太郎に告白されるまで五つ子に縛られているからです。個人として確立しきっていないからです。

 

風太郎に告白されたときも、他の姉妹の気持ちを気にして自分の気持ちを言うことができません。それは、前の学校の事が原因であったり、今まで他の姉妹の風太郎への頑張りを見てきたからです。でも風太郎に告白されてからは、他の姉妹の働きかけもあって、やっと自分の言葉で自分の気持ちをぶつけることができるようになります。

 

この物語を、このテーマを完結させるにあたって風太郎は四葉ひとりを選ぶ”必要”があったということです。

 

だからまあ、風太郎そんなに四葉のこと好きなん?なんでなん?そんな描写あんまなかったやん?みたいな気持ちはまだあるが、物語的にそうならざるを得んわな、と納得したわけです。五つ子の成長物語としてみればこんなにもスッキリした終わり方はねえぞと思ったわけです。

ただ、私の中の五つ子モンペ母さんの人格はまだお小言を言っていますがね。

 

アニメ二期もありますし、今一度この観点から漫画を読み返してみても面白いかもしれません。私がブログで言った観点のほかにも五つ子の入れ替わりに関する考察だったりとかもちょ~~~~おもしろいから!やりながら読むともっと楽しい!

 

あと、アニメ二期でもいかに画角におっぱいを映すかに生命をすり減らしているスタッフの活躍が見られるかと思うと興奮しますね。

 

楽しみ~~~~~~~~~~~!!!!